2024年08月31日 足底筋膜炎について
足底筋膜炎の概要
* 足底筋膜炎は、足裏の筋膜(足底筋膜)に炎症が起こる疾患です。
* 主な症状は、かかとの痛み、朝の第一歩の痛み、歩行時の痛みなどです。
* 原因は、過剰な運動、体重増加、靴の不適切な着用などが考えられます。
足底筋膜炎の詳細
症状
* 朝起きた時や休憩後の第一歩に強い痛みがある
* 歩行時や立ち上がり時に痛みが増強する
* かかとの痛みが特徴的
原因
* 過剰な運動や活動による足底筋膜への負担
* 体重増加による足底筋膜への負担増大
* 靴の不適切な着用による足底筋膜への負担
* 加齢による足底筋膜の変性
症状
* 朝起きた時や休憩後の第一歩に強い痛みがある
* 歩行時や立ち上がり時に痛みが増強する
* かかとの痛みが特徴的
原因
* 過剰な運動や活動による足底筋膜への負担
* 体重増加による足底筋膜への負担増大
* 靴の不適切な着用による足底筋膜への負担
* 加齢による足底筋膜の変性
リスク因子
* 肥満
* 糖尿病
* 関節リウマチ
* 妊娠
* 長時間立ち仕事
足底筋膜炎の予防と治療
予防
* 適切な運動と休息のバランス
* 体重管理
* 適切な靴の着用
治療
* 安静と冷却療法
* ストレッチ・筋力強化運動
足底は、頭から足までの体重を支える重要な役割を担っています。足底にかかる衝撃は、歩くときで約1.2〜1.5倍、走っているときには約2〜3倍にもなるといわれています。
足底にかかる荷重や足を着地したときの衝撃を和らげるクッションとして働くのが、足底腱膜です。足底腱膜とは、かかとから足の5本指の付け根まで扇状に広がる強靱な繊維の膜。足のアーチ構造を支える重要な役割を担っています。
ところが、足底腱膜が硬くなって柔軟性を失ってしまうと、筋肉や腱が強く引き伸ばされた状態になります。それが続くと、かかとや親指の付け根あたりに小さな断裂が起こり、痛みが生じるのです。
足本来の機能を取り戻して足底の負担を軽減するためには、ストレッチで筋肉や腱を柔軟に保つ必要があります。すでに足底に痛みがある人も重症化を防ぐために、ストレッチを習慣化しましょう。
足の裏のストレッチ
足底が伸びるのを意識しながら、足のかかとから足首にかけてゆっくり反らします。10回を1セットとして、1日3セット以上を目標に行いましょう。
ふくらはぎのストレッチ
左足を前にして、前後に足を開きます。両足ともかかとは床につけるのがポイントです。左膝をゆっくり曲げて、右足のふくらはぎを伸ばしましょう。壁を押しながら行うと、体重が後ろの足にかかりやすくなって効果的です。
グー・チョキ・パー運動
手で行うジャンケンと同じように、足の指を使ってグー・チョキ・パーを作ります。親指から小指まで、できるだけ大きく動かすのがポイントです。
タオルギャザー
床にタオルを置き、両足をタオルの端にのせます。足指を使ってタオルをたぐり寄せましょう。10回を1セットとし、1日2セットを目安に行います。
床にタオルを置き、両足をタオルの端にのせます。足指を使ってタオルをたぐり寄せましょう。10回を1セットとし、1日2セットを目安に行います。
* 装具療法(インソール、夜間副子)
* 薬物療法(消炎鎮痛薬、ステロイド注射)
* 物理療法(超音波、電気刺激、衝撃波)
* 足底筋膜炎(足底腱膜炎)の治療には、体外衝撃波療法(ESWT)が有効とされています。体外から患部に衝撃波を照射することで、痛みを感じる神経伝達物質を減少させ、筋組織や骨の組織の再生を促す効果があると言われています。1回の照射で60~80%の有効性が報告されており、日本では2012年から難治性足底筋膜炎に対する保険が適用されています。
* 場合によっては手術治療
足底筋膜炎の予後
* 適切な治療を行えば、多くの場合6ヶ月以内に症状は改善する
* 重症例や治療に難渋する場合は、1年以上の経過を要することもある
* 再発予防には、生活習慣の改善と適切なリハビリが重要
足底筋膜炎の関連疾患
* アキレス腱炎
* 踵骨棘
* 腓骨筋腱炎
* 腰痛
これらの疾患は足底筋膜炎と関連が深く、併発することも多いため、医師及びリハビリのスタッフによる総合的な評価と治療が必要です。
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