連日熱戦が続くパリ五輪ですが、柔道、スケートボード、男子体操、男子フェンシングなど、金メダルラッシュが続いています。
　競技のうち、バスケやサッカー、柔道などの格闘技は、コンタクトスポーツと呼ばれています。直接接触することから、怪我も多い競技です。また、スケートボードは、板の上に立つため転倒のリスクが高い競技です。不意に転倒した場合に起こるのが脳震盪と呼ばれる症状です。
　今回は、この脳震盪について解説したいと思います。

1:パリオリンピックで以下の話もありました。

JBAが山本麻衣のドイツ戦欠場を発表…29日のアメリカ戦で脳震盪を負う
https://basketballking.jp/news/japan/wnational/20240801/499757.html
日本バスケット協会（JBA）が「第33回オリンピック競技大会（2024／パリ）バスケットボール競技」ドイツ代表戦に山本麻衣（トヨタ自動車アンテロープス）の欠場を発表した。理由は山本が7月29日に行われたグループフェイズ初戦となるアメリカ戦で脳震盪を負ったため。

　広島県出身で現在23歳の山本は163センチのシューティングガード。東京オリンピックでは3×3で五輪初出場を果たしたが、今大会では5人制でエントリーしている。所属チームではポイントガードを務めるが、代表チームでは得点力の高さを買われて2番ポジションでプレー。敗れはしたもののアメリカ戦では34分プレーし、17得点3リバウンド5アシストをマークした。

2:脳震盪の治療

Ⅰ 脳振盪について
脳振盪は生体力学的作用により引き起こされる外傷性脳損傷であり，スポーツに関連して生じる脳振盪をスポーツ関連脳振盪（sports related concussion ; 以 下，SRC）と称します。

脳振盪発生時の救急対応から競技復帰に向けた
段階的プロトコルを添付します。約一週間かけて慎重に復帰がポイントで、将来の後遺症を防ぐためにも大事です。一時の感情に流されないよう、スポーツドクターをする際は注意してます

脳震盪のPDFも添付しました。脳震盪後は無理しないで下さい

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsatj/9/2/9_99/_pdf/-char/ja