城下やえがき整形外科

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城下やえがき整形外科

2025年02月11日 インソール講習会(TECHセミナー)を当院で受講しました!

2月9日に当院で株式会社インパクトトレーディングの大村さまより、当院で導入しているインソールであるNWPL社のNorthwest Superglass(以下Superglass)の特徴や性能、他社製品やNWPL社ラインナップの商品との比較などをアメリカ足病医学の下肢バイオメカニクス理論を基に講習会を開催して頂き、院長とリハスタッフ含め8名が受講しました。


なぜインソールが必要なのか?
足部の機能として耐久性は50年程度と言われています。年齢を重ねると体重増加や筋力や骨密度低下に伴い、姿勢が変化し、各関節・靭帯組織の一部に過度なストレスが増大し変性や損傷、機能低下を招きます。失われた機能を動的な機能で補填するように足部の筋力等で保証しようと試みた結果、足底筋膜炎や痛みを誘発したり、膝関節、股関節、腰部などの他の場所に疼痛が出現することも多くあります。
例えば、目のかすみや視力が下がった場合では目薬やサプリメントで、まずはピント調整する機能を改善する方法を考えるかと思います。この対処法で効果がなかった場合では医療機関でメガネやコントタクトレンズで矯正して機能を高めることで日常生活を快適にすることを選択します。
足の場合ではインソール(Superglass)がメガネの役割を担っています。

どんな方におすすめ?


足の痛みは勿論ですが、巻き爪、タコ、外反母趾、内反小趾の主な原因であるアーチ機能低下に伴う扁平足や開張足の方が適応となります。これらの治療をしてもまた再発を繰り返す方は足部機能が低下した状態で歩き続けることが原因と言われています。
仕事やスポーツ等で歩くことや立っている時間が長く、ふくらはぎが張る症状やむくみが気になる方にも非常におすすめです。(原因が足部の問題の場合)

院長も出張時はSuperglassなしには長時間移動はあり得ない絶賛しています。

今回の講習会では恥ずかしながら当院スタッフ8名中5名が適応の足部の状態でした。
現在症状がなくても、実は足部機能が落ちている場合が非常に多いのが現状と言えるかと思います。


この状態のままで生活を続けると更にアーチ機能の低下し、写真のようにオーバープロネーション(過剰回内)となり足が内側へ傾き、脛が捻れることで足部だけではなく、膝関節や股関節などの他の部位に痛みが出現する原因になることが診察やリハビリでは非常に多く遭遇します。

インソールの良し悪しをどう判断する? 市販品との違い

 


インソールのメーカーは沢山あり選ぶのが難しいかと思います。
市販品のインソールではアーチ部分を直接高くするような上段に写真のような構造をしています。
⭕️NWPL社製のインソールの特徴について
アーチ部分を直接高くするようなサポートはしません。
アーチ部分よりも後方部の載距突起と言われる踵骨の一部と、踵のホールドしサポートすることで距骨下関節を制御してアーチ部分を補助します。
アメリカ足病医学の下肢バイオメカニクス理論ではアーチ部分を直接あげてしまうと、逆に扁平足を助長するケースが多いとされています。

崩れた骨の配列を矯正や制動するための素材の強度と硬さ
アメリカの飛行機部品などで使用される素材を使用しており、鉄やアルミより硬いが軽い素材を使用しています。そのため1.5mmの薄さですが体重がかかった状態でも、足部をサポートしてくれます。また耐久性に非常に優れており、一般的なインソールであれば耐久性は1−2年程度ですが、Superglassは10年と耐久性にも非常に優れています。

静的バランスよりも動的バランスとパフォーマンスに優れる
静的バランスとは止まっている状態での安定性を指し、動的バランスとは動いている際の安定を指しますが、Superglassでは動的安定よりもパフォーマンスが向上します。
スケートやホッケーなどの足に負担がかかるスポーツに最適で、氷都八戸でも適応がする選手が多いです。(Superglassは薄いため挿入可能なケースがあります)
気になる方はスタッフにお声がけください。何よりも体感や体験した方が早いと思います。

 

当院でのインソールの考え方について
当院の理念は【痛みを和らげ笑顔にしたい】を掲げています。整形外科として健康寿命を延ばすこと=運動機能を向上するまたは維持することが重要と考えています。そのためには移動能力を高めることは最重要項目となります。
現時点では足部の痛みが少ない状態でも、最近足が引きずりやすい、靴の底面が片方のみ摩耗している、足音を周りから指摘されるなど違和感を感じているいる方の一助になりたいと思っています。現に20歳代〜40歳代のリハビリスタッフでも半数は適応があり、作成しました!


費用について
診察やリハビリでの足部評価に結果よって保険適応で作成が可能です。もちろん自費購入も可能です。保険が適応となる場合では3割負担の方では約1日60円程度、1割負担の方では約1日20円程度で一年間で元がとれるような金額となります。(診察やリハビリの定期評価等は別途でかかります)
10年以上の耐久性があり症状や歩容改善に効果が期待出来ます。ご検討ください。

ご興味がある方は当院スタッフまでお声がけください。

定期的に靴や足部評価などのイベントなどを開催予定です。カウンセリングも兼ねて行っていますのでご活用ください。